大阪府の守口市を本拠とする三洋電機は、生活家電から音響機器に至るまで総合家電メーカーとして様々な商品を販売するに留まらず、半導体や太陽光パネルといった最先端の技術においても高度なものを持っており、地味ながらも地道な活動を続けている会社です。
また、蓄電池の分野やデジタルカメラのOEM生産などに関しては世界でもトップのシェアを誇っており、「デジカメ」の商標権を保有していることからも商品開発を追及する姿勢には他社の追随を許さないものがあると言えます。
そんな三洋電機も、かつてはセイコーエプソンによる技術の協力を元にプロジェクターも商品のラインナップとして取り揃え、家庭用から業務用に至るまで多種多様な製品を提供しておりました。特に、ホームシアター用のZシリーズは国内トップの売り上げでした。
現在の三洋電機はパナソニックの子会社として事業を継続しておりSANYOブランド廃止と共にプロジェクター関連商品からも撤退しております。なお、世に出回るプロジェクター製品については、パナソニックの万全なアフターサービスを受けることができます。